5年後に住宅購入を予定しています いくらくらいの物件なら買えそう?

吹田朝子の家計相談


12/30掲載_収支内訳 Q:質問 昨年結婚し、ようやく家計管理のペースがつかめてきました。来年以降に子どもを2人、5年後には住宅取得を計画しています。物件予算はいくらくらいにすべき?

横浜市・Sさん(31歳)【夫35歳】


A:答え 結婚して家計管理のペースをつかんだSさん。「目的があると楽しんで貯められる」というすばらしい感性の持ち主です。貯蓄は、毎月11万円とボーナスからの110万円で年間242万円もできているので、今後、教育費と住宅ローンを同時並行しても問題ないでしょう。ご主人の年収から4000万円以上は借り入れできそうですが、定年までに住宅ローンを完済できるよう、期間を25年にして、返済を毎月14万円、ボーナス月の加算15万円で試算すると、3300万円から3500万円なら無理なく返せる借入額といえそうです。

次に、住宅購入に当てられる頭金の目安は次のように考えます。今後お子さんが生まれても毎年200万円ずつ貯蓄すれば、5年後の貯蓄残高は約2200万円に。そのうち、予備費として生活費1年分の420万円、住宅価額の約5%の諸費用(税金や登記費用、手数料など)を現金で残すとすると、住宅購入の頭金は約1500万円程度に。この頭金に住宅ローン借入額を足して、無理なく購入できる物件価額は約5000万円を目安にしてはいかがでしょう?

資産運用するなら、頭金の準備に1000万円は元本保証の預貯金で確保し、残り200万円と今後の積立分を世界株式や世界債券に分散投資する投資信託を候補にすれば、価格変動への不安感は少なく運用できるでしょう。


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育児休暇から復帰しましたが、 早期退職を希望 家計改善のポイントは?

吹田朝子の家計相談


12/23掲載_収支内訳 Q:質問育児休業を終え仕事復帰予定。今年の4月に住宅を購入し、家計は厳しいですが、40歳くらいに退職を考えています。また、あと1人子どもを考えていますが、どう家計改善すべき?

神奈川県相模原市・Hさん(29歳)
【夫28歳、長男1歳】


A:答え住宅ローンが、変動金利型の低金利でも、夫の収入の4割近くを占めるHさん。Hさんが仕事復帰することで家計に余裕もできますが、2人目の出産・育児休業に備えて、今のうちに家計体質を改善しておくことが必要です。

そのためには、まず夫の収入のみでも生活費が賄えるような家計を目指すことが重要。固定的な支出からメスを入れ、毎月4万円にもなる保険料支出は、本当に必要な保障がリーズナブルな商品で得られているかチェックしてみましょう。復職すれば、妻の収入が多いので、夫の死亡保障を減額したり、毎月の保険料が3000円程度で入れる収入保障保険にするなど見直すと効果が出ます。また、食費・光熱費・通信費などの変動費も見直しの余地がありそうです。食費は買い物の仕方を変えたり、通信費も割安なプランを検討し、子ども1人に毎月2万円は教育費積み立てをできるようにしましょう。

さらに妻が40歳で退職できるかどうかは、老後資金準備しだいです。退職までに3000万円の老後資金を作っておきたいところですが、40歳退職は月々の積立額が25万円も必要で家計的にかなり無理のあるペース。退職を50歳に延長することで月々の積立額も12万円程度と無理なくできるのではないでしょうか。


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もうすぐ固定金利期間が終了 借り換えでコストがかかるのが心配…

吹田朝子の家計相談


12/16掲載_収支内訳 Q:質問もうすぐ住宅ローンの金利固定期間が終了。金利上昇に備えて長期固定型への借り換えを検討していますが、保証料や事務手数料などのコストが高くつくのが心配です。

武蔵村山市・Kさん【夫35歳】


A:答え2年固定1.2%で2600万円の住宅ローンを35年で借りたKさん。秋に固定期間が終了した後、同じ銀行で10年固定を選んだ場合、店頭金利が4%近くになり、金利優遇があっても3.6%程度に。毎月返済は約10.9万円にふくれてしまいます。

長期固定型へ借り換えようとフラット35(保証型)を調べたそうですが、金利はすでに3.1%程度で毎月返済は10.2万円、借り換え時に事務手数料や登記費用などで約100万円かかるとのこと。借り換えの際には、金利や事務手数料のことも考えると、民間住宅ローンの金利優遇を利用して借り換えたほうが有利なものもあります。

今後お子さんが欲しいそうなので、妻の収入が変わる可能性を考慮し、住宅ローン金利は最低でも10年以上は固定できるタイプを選びたいところ。コスト面も、Kさんの借り換え額でかかる保証料49万円が不要で、事務手数料が5万円以下という銀行もあります。たとえば、全期間-0.9%優遇の商品だと、10年固定2.647%(2008年7月現在)で、毎月返済は9.6万円、10年経過後の残高は1916万円。11年目以降も0.9%の金利優遇が続くので10年間の貯蓄で11年目以降の金利上昇に対応することもできるでしょう。金利上昇に備え、早めに借り換えの検討を。


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16歳未満の子どもの扶養控除は 38万円から0円に

藪本亜里の家族とお金の話


今年「子ども手当」がスタートし、次は「扶養控除の廃止」。部分的見直しといわれますが、なにが変わるのか、その内容は知っておきたいですね。

来年1月から変更になるのは、高校生以下の子どもの扶養控除です。16歳未満の子どもは、これまでひとりあたり38万円あった扶養控除がゼロになります。理由は、子ども手当が支給されるからというもの。また16歳から18歳までの高校生は、63万円(特定扶養控除)が、来年からは38万円に減額。背景には、年間11万8800円の公立高校の授業料無償化などがあります。

たとえば、夫が給与年収500万円のサラリーマンで、妻はパート(扶養の範囲内)、子どもが3歳、7歳の場合と、13歳と17歳の場合とでは増税額は実際どのくらいなのでしょうか。前者では所得税と住民税あわせて19万7000円だったところが、来年は子どもの扶養控除がなくなるため31万7000円となり年額12万円の増加。また後者では、税額は今年15万9000円が25万4000円に増えて9万5000円の増加。今年までは101万円あった子どもの扶養控除(13歳は38万円、17歳は特定扶養63万円)が、来年からは合計38万円(13歳はなし、17歳は38万円)に減額されることによるものです。※両者とも社会保険料を標準的負担額63万円とした税理士試算による

一方で配偶者控除は年間所得1000万円(年収1231万円)以下に制限するという論議も相次いでいます。今回の増税は、とかく世知辛く貧弱な議論になりがちですが、「妻の生き方や子どもの数次第で夫の税金が増減するってどうなの?」と考えてみることも必要では?一人ひとりが納税感覚を持ち、一家に“個計”を増やすことが大切になるのかもしれません。


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夫の浪費癖で貯蓄もカードの支払いに 家計管理はどのようにすればよい?

吹田朝子の家計相談


12/2掲載_収支内訳 夫に浪費癖があり、毎月20万円の先取り貯蓄もカードの支払いで消えるほど。2人の子どもの進学資金も心配です。どのように家計を管理したらいいでしょうか。

神奈川県横浜市・Kさん(34歳)
【夫38歳、長男13歳、次男11歳】


A:答え夫の多重債務清算を機に、ゼロから家計管理をスタートしたKさん。4年間で160万円をためたのは前進ですね。ただ、せっかく月20万円の先取り貯蓄をしても、夫のカード払いに当てられ、思うように貯蓄ができないとのこと。これでは、2人の子供の教育費も間に合わないリスク大です。私大進学の可能性も考えると、18歳までに子ども1人あたり400万円は準備したいところ。やはり夫との協力が必須です。

家計管理の主導権争いはストレスの元なので、夫をお金から遠ざけるよりも、教育費や老後のお金の目標をしっかり共有して、達成できるように役割分担することをオススメします。まず、先取り貯蓄は、カードの支払口座とは別に口座を作って積み立てを。その上で、夫は小遣いとカード支払い口座のみを管理し、Kさんは教育費を含む先取り貯蓄と生活費について別口座で管理してはいかがでしょうか。その際、夫のみでなく、Kさん自身も食費や雑費の倹約に努める姿勢が大切です。

積み立て目標は、教育費用に月10万円、老後用に月10万円。それによって、5年後の教育費は現在の貯蓄を加え760万円、老後資金として夫65歳時に3240万円が達成できます。ただ、賃貸で老後の住居費を考えると、これでも楽観は禁物です。


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貯蓄ゼロですぐにでも働きたい パート収入はどれくらいを目指せばいい?

吹田朝子の家計相談


11/25掲載_収支内訳 Q:質問毎月の赤字はボーナスで補填しているので、貯蓄もゼロです。すぐにでも働きたいのですが、子どもは幼稚園と保育園、どちらがいい?パート収入はどれくらいを目指すべき?

千葉県柏市・Iさん(24歳)
【夫28歳、長男2歳、長女1歳】


A:答え家計簿はつけずにレシート集計をし、底値の日に買い物をしても“ついで買い”が多いというIさん。働く意欲があるのは偉いですが、行き当たりばったりにならないよう、計画的に行動できる環境を整えることが先決。

まず、働く際に幼稚園や保育園の行事日程が異なるとスケジュール管理が大変です。保育園にそろえたほうがいいのでは。また、食品の買い物はスーパーなどの予約注文を利用すると“ついで買い”が減り、合計額で管理ができて効率的。宅配を利用し時間に余裕ができれば、1カ月の支出を見直して、積み立て目標を立てる心のゆとりも出てきます。

家計簿はただの集計ではなく、必要な支出や将来への貯蓄分を捻出するためのツール。教育費用に子供1人につき毎月2万円程度の積み立てを目指して。パート収入は保育料を負担しても最低限月5万円の積み立て分は確保できるようにし、徐々に増やせるようにしたいところ。夫の所得税の配偶者控除にこだわらず、早く働きはじめたほうが余裕度が変わります。月5万円、年間60万円の積み立てを20年続ければ1200万円にもなるのですから、収入が入ったらまず積み立て分を先取りし、残りで支出をやりくりできるようにがんばりましょう。


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海外に目を向け将来性のある国の 通貨を持つこともひとつ



このところ注目を集めている円高。リーマンショックやギリシャ危機などが起こり、ドルやユーロが不安定な今、加速度的に円が買われてきたのが円高の理由です。

円高は私たちの生活にはどんな意味があるのでしょう?円高は、輸入には相対的にプラスになります。一方、日本の産業構造は輸出に依存しているので、一般には円高になると収益が落ち込み、企業業績が悪化。給料にも影響します。急激な円高や物価、賃金の低下を防ぐ目的の日銀の金融緩和策や政府の動きには引き続き注目です。

とはいえ、家計をマネジメントする主婦としては “緊縮財政”ばかりでは心理的に疲幣してしまいますよね。ときには円高を利用し、賢明に楽しむことは重要です。円高の場合、輸入品を今までより安く買えます。また、国内ばかりでなく国外に意識を向けるチャンスともいえます。たとえば、手持ちの“円”を将来性のある国の通貨に換えて持ってみることはそのひとつ。すると、「将来性のある国とは?」というシンプルな問いが脳裏に浮上します。一般には、中国や南米などの新興国への投資が挙げられますが、政情が不安定な今、より長期的な視点に立ちたいところ。世界規模の高齢化が進む中、特に日本の経常収支は、高齢化が進み貯蓄を取り崩し始めれば赤字となり、10年先に円は、外貨に対して円安に向かう可能性も高くなります。“政情”とともに、“少子高齢化”が今後、将来性をはかるうえで重要なキーワードとなっていくでしょう。もちろん、為替レートは人々の予想を織り込んで推移する「予測できないもの」。そのことをしっかり頭に入れて情報収集をし、円高を活用したいですね。


近い将来、マンションの購入を希望 いくらの物件なら無理なく買える?

吹田朝子の家計相談


11/11掲載_収支内訳 Q:質問今住んでいる社宅は入居可能年数が決まっているため、近くマンションの購入を考えています。3年後には第2子も欲しいと思っているので、無理なく支払える物件価額を教えてください。

川崎市・Sさん(29歳)
【夫29歳、長女1歳】


A:答え子どもを預けながら、共働きで年間320万円を貯めているSさん。健康意識から食費はかけていますが、社宅で浮いた住居費や、給与天引の財形貯蓄を活用して上手に貯蓄しています。ただ、ほかに借り入れがない方が住宅ローンの借入上限額が大きいので、まずは車のローン完済が先決です。

第2子を希望しているので、住宅ローンは妻の収入を当てにせず、夫1人で組むのがよいでしょう。現在の夫の年収で金融機関から借りられる上限は3270万円ほど。一方、現在の家賃や財形住宅積立分(月5万円、ボーナス40万円)から、無理なく返せるローン借入額を求めると、返済が毎月9.5万円、ボーナス月加算20万円、30年、金利3.5%で2850万円になります。そのほか、住宅維持費としてマンション管理費や駐車場代が毎月3万円程度、固定資産税が年間15万円程度かかると仮定すると、妻の収入をあてにしない借入は約2800万円が目安となります。

今のペースで貯蓄すれば3年後には約2000万円になるので、そのうち生活費の半年分を予備費として約200万円残し、住宅購入に関わる税金や手数料などの諸費用として物件価額の約5%分を残すと、頭金は1580万円程度になります。住宅ローン2800万円と合わせて物件は4380万円程度が無理のない予算といえるでしょう。


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産休・育休で収入減だけど住宅や 車の購入をするにはどうすればいい?

神奈川県横浜市・Kさん(29歳)【妻30歳】

101104

妻が妊娠。産休・育休中は収入減ですが、4・5年後をめどに住宅購入を検討しています。また来年には車の購入も考えています。それぞれ予算はいくらくらいで検討するのがよい?

共働きで毎月15万円の積み立てを実施してきたKさんは、家計も非常に堅実です。妊娠をきっかけに車を購入するそうですが、コスト面だけでなく、安全性や機能性も考慮したいのではないでしょうか?
将来、住宅ローンを組む可能性もあるので、ローンを残さないように車は現金で買える範囲にするか、カーリースを検討してもいいと思います。カーリースは、乗る分だけ買うという感覚で利用できる契約で、リース契約期間終了時の予想売却価格(残価)分があらかじめ差し引かれ、税金や自賠責保険料などの諸費用負担が毎月のリース料に均等に含まれるものなので、家計管理しやすい方法といえます。

子供は2人をイメージしているとのこと。2人目の育児休業による収入減に備え、住宅ローンは夫一人の名義で無理なく返せる額を目安にしましょう。夫の昇給はあまり見込めないとのことなので、借り入れは2500万円程度を目安にし、それに頭金を考慮して物件価格を考えましょう。慎重で堅実なKさんは、住宅ローンも長期固定金利のフラット35を利用できるよう計画を進めておき、購入時に妻の復職などから早く返せるようなら、10年固定や15年固定も比較検討するとよいでしょう。


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夫が65歳までにローンを返済したい 無理なく買える住宅価格はいくら?

神奈川県川崎市・Mさん(32歳)【夫42歳、長男5歳、長女2歳】

101028

夫が65歳までには返済できる住宅ローンを組みたいと思っていますが、毎月の返済額が上がってしまうのではないかと思い、購入をちゅうちょ。無理なく買える住宅価格はいくら?

4万円の家賃補助がなくなるからと、住宅購入を検討しているMさん。諸費用として物件価額の5%~7%分の預貯金を確保しておきたいので、子供用の貯蓄や生活費の半年分の予備費を手元に残すと、頭金はほとんどない状態。下の子が幼稚園にあがったら、妻も働くとのことですが、無理ない予算は夫の収入で返せる額を基準に考えるといいのではないでしょうか。

現在の家賃負担と毎月積立額から、今後、毎月のローン返済にあてられるのは月10万円が上限でしょう。ボーナスは変動があるので、年間30万円程度を返済にあてると年間返済合計は150万円。これで、42歳の夫が65歳までの23年で完済できるような借入額を試算すると約2800万円で、親からの資金援助などがなければこれが無理ない物件予算の目安といえます。ただし、今の家賃負担と比べると大きな変化になるので、家計は保険の再見直しも含めて固定費をスリム化し、ボーナスもしっかりと目的別に管理することが必要になりますね。

今後の教育費負担を考えると、住宅ローンの借入期間は、始めから短く契約するのではなく、目標完済期間よりも5年程度は長めに借りて貯蓄の余裕を残し、自分のペースで繰り上げ返済すると変化に対応できます。


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車の購入を検討中。ローンを組むのと 資金をためてから、どちらがいい?

吹田朝子の家計相談


10/21掲載_収支内訳 Q:質問結婚式や新居の準備で使ってしまったため、貯蓄があまりない状態。車を購入したいのですが、ローンを組んで購入するのとためてから買うのと、どちらがいい?

東京都荒川区・Iさん(29歳)
【夫29歳】


A:答え結婚式や新居の準備で、夫婦とも貯蓄を使い果たしたというIさん。それでも、毎月11万円の自動積み立てをしているのは立派です。車を購入したいとのことですが、車本体のほかに、月額約2万円の駐車場代をはじめ、自動車保険料・車検・ガソリン代などの維持費が月4万円程度は発生するでしょう。これに車のローン120万円程度が重なる場合、金利3%、期間3年返済でも毎月3万5000円の返済が加わります。これでは家計も余裕が減って月3万円程度しか積み立てできなくなりそうです。なお、車のローンは提携などの低い金利を利用しても、3年程度で支払利息は合計5万~ 6万円になると考えておいて。

子供は来春以降に考えるそうで、車のローンを組むと、子供の幼稚園などの保育料と重なり、負担が増大するかもしれません。将来のライフプラン上の出費と重なるリスクや、支払利息の軽減効果を考えると、車はローンを組むよりは、しっかり準備して現金で購入すべきでしょう。

住宅購入は考えないそうですが、車のローンを抱えていると、仮に住宅を購入したくなっても、既にあるローン返済額によって、住宅ローン借入可能額が減らされる可能性が。安易にローンは組まないほうが得策です。


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毎月赤字でボーナスから補てん 貯蓄のためのポイントを教えて

千葉県船橋市・Kさん(22歳)【夫22歳、長男2歳、長女0歳】

10/7

毎月赤字続きでボーナスから補てんしている状態です。今後、子どもが続けて幼稚園に入園するので、車の免許をとりたいと思っています。貯蓄のポイントを教えて。

通園のことを考えて、車の免許を取りたいというKさん。生活費も予算内に収まらず毎月赤字とのこと。変動するボーナスからの補てんに頼らずにすむよう、毎月の収支の健全化が最優先課題です。

このままでは、車の免許以前に幼稚園代がねん出できません。気楽に車で移動できると買い物も増えて、支出がさらに膨らむ可能性すらあります。視点を変えて、幼稚園代や送迎も解決できるよう、保育や託児付きの仕事を探し、Kさんも真剣に収入を得ることを考えてはいかがでしょうか。

使途不明金が多く、家計の管理が苦手というKさんにとって大切なのは、お金を使う行動パターンを変えること。食費や日用品などの衝動買いを避けるために、買い物へ行く曜日を決めて週2回程度にしたり、予算の範囲内で計画的に買えるよう、事前に注文できる宅配システムを利用しては? 予定外の支出も1週間ずつ振り返って、メモに残しておくと次の予算がより正確になります。

この若さで子供用に100万円の貯蓄をキープしているのは立派です。あとは、夫の収入から月1万円、妻の収入からも半分は積立用に先取りして、残りを使えるお金として管理していきましょう。


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住宅ローンの借り換えで減った貯蓄を 増やすポイントを教えて

埼玉県さいたま市・Kさん(37歳)【夫34歳、長女2歳、長男1歳】

9/23

住宅ローンの借り換えをして貯蓄が減少。子どもが小さいので、私もまだ働けない状態です。どうやって貯蓄を増やせばいいか、ポイントを教えてください。

住宅ローンの借り換え時に手元資金が減ってしまったというKさん。予備費として生活費の半年分は早く貯蓄を確保したいところです。年子で2人分の保育料で、将来さらに厳しくなるので、子どもを預けられるようになったら妻が働くことを前向きに考えて。そして、今できることとして、毎月の支出割合の大きいところからメスを入れて、貯蓄へ回せるようにしましょう。

手取り収入に対する支出割合が1割を超えているのは、住宅ローン以外で、保険料支出、光熱費、夫の小遣い。夫1万6000円と妻1万7000円の保険は本当に必要か確認し、貯蓄を兼ねているなら、払い込みをストップして解約返戻金相当分を据え置いて運用される払済保険への変更も検討を。掛け捨てでも必要な保障を割安に得られるタイプが今の家計に合っているでしょう。夫に万一のことがあった際の保障は、団体信用生命保険で清算される住宅ローンや公的な遺族年金月額約13万円を差し引いた額をベースにします。例えば月10万円程度を子供が自立する20年後まで受け取れる収入保障保険なら保険料負担は数千円まで下がるでしょう。

外食をしないでやりくりしているのは立派。あとは光熱費も無駄を省き、夫にも小遣い減の協力をあおぐなど、話し合ってみましょう。


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今後出産を予定しています 繰り上げ返済はどうすればいい?

吹田朝子の家計相談


9/16掲載_収支内訳 Q:質問共働きということもあり、これまでは住宅ローンの繰り上げ返済に専念してきました。今後、子どもを予定しています。これからどのように繰り上げ返済していけばいいか教えて。

神奈川県大和市・Oさん(30歳)【夫30歳】


A:答え3年前に借りた5200万円の住宅ローンを、3800万円まで減らしたというOさん。行動力には脱帽です。ただ、貯蓄が普通預金80万円というのは、かなりぎりぎりのライン。今後は、子供を2人くらい産んで、育児休業をとる予定とのことですから、しっかりと予備の貯蓄をすることが必要です。

急に働けなくなることなどに備える予備用貯蓄は、福利厚生制度がある会社員なら、生活費の半年分約200万円を目安にするといいでしょう。

またOさんが休業中には、住宅ローン返済額が夫の収入の約4割を占めることになります。さらに、子供費が増えて家計が厳しくなりそうなので、出産後に備えて貯蓄の上乗せが大切です。

まずは、繰り上げ返済はいったん休んで、貯蓄を増やすことへ、ギアチェンジをおすすめします。育児休業中も心強い額として、貯蓄目標額は、予備用貯蓄に妻の月収の約1年分の250万円を上乗せした450万円を目安にしてはどうでしょうか。現在、年間で約400万円繰り上げ返済しているので、共働き期間が1年強あれば達成できるペースです。その後、妻が無事に復職し、子供の教育費を1人分300万円程度確保できたら、繰り上げ返済を再開すればいいでしょう。


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住宅購入したので家計を見直したい そのポイントは?

和歌山県和歌山市・Gさん(28歳)【夫28歳、長女0歳】

9/9

住宅を購入したので家計を見直したいと思っています。夫婦の保険については、保障を減らすのは不安。家計のどこをどう見直したらいいか教えて。

住宅購入直後は、貯蓄残高が減りがち。住宅ローンに団体信用生命保険がついて借入残高分の保障はありますが、今後、夫が働けない場合に備えてローン返済も含めた生活費の約半年分の貯蓄があると安心。Gさんの場合、使途不明金から月3万円を貯蓄へ回すことができれば、約4年後に144万円貯蓄が増えるので、子供用の貯蓄を除いて180万円超の貯蓄が達成できます。使途不明金以外のところでは、家計支出の内容には大きな問題はありません。ただ、ボーナスからの貯蓄が厳しそうなので、子ども手当は着実に教育資金準備に回してくださいね。

現在、学資保険や妻の保険を貯蓄代わりにしているので、今後の積立商品は、途中で換金や入れ替えがしやすいほうがベター。まずは確実な自動積立定期で、ネット銀行なども候補にすると便利です。

夫の保障額は減らしたくないそうですが、同じ保障額でも保険料を軽減する方法はあります。死亡保険金を分割して受け取る収入保障保険や、非喫煙割引や健康体割引を使うと、保険料が2割から5割程度軽減されるケースもあります。貯蓄が増えたり、さらに子供の成長に応じて妻が働けるようになると、今度は保障額を見直して減額しても不安を感じなくなるでしょう。


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ワークシェアリングで収入減 家計の見直しポイントを教えて

熊本県山鹿市・Mさん(28歳)【夫31歳、長女6歳、次女4歳、長男4カ月】

9/2

ワークシェアリングで収入減。親と同居のため、家賃はいりませんが、このままでは不安です。節約のために保険を解約したいが夫は反対。家計の見直しポイントを教えて。

収入ダウンで、妻も働くことを真剣に考えているMさん。3人の子供がいますが、二世帯同居を生かして、ちょうどこの時期に共働きの生活スタイルを作れるよう家族の協力を仰いでは?

共働きになれば、収入が増えて安定するだけでなく、夫の生命保険の必要保障額も変わってきます。今は、貯蓄が少なく夫の収入に頼っているので、夫の保障を安易に減らすのは反対という夫の意見は正論でしょう。一方、共働きになれば、妻の収入をある程度加味した上で、夫の死亡保障を遺族の生活に必要な内容へ見直したり、夫婦の医療保障も毎月保険料3000円前後のシンプルで割安な通販型などにして支出を軽減することが可能です。

今の家計支出は、食費や水道光熱費を中心にほとんど無駄がないレベルまで節約していて優秀。今後は、収入面にフォーカスし、現在の2人分の学資保険に3人目の教育費積み立てを追加できるよう、月収18万円以上は確保したいところです。共働きで仮に食費などが少し膨らんだとしても、保険見直しを並行し、世帯月収を22万円程度確保できれば、積立貯蓄が2万円程度増やせて、家計も安定するでしょう。これからの時代、ダブルインカムは心強いリスク対策。確保したい世帯月収を目標に夫婦協力体制を築きましょう。


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新婚で家計のやりくりに不慣れ 節約や保険加入のアドバイスを

長野県上田市・Iさん(32歳)【夫34歳】

5/20

新婚で、家計のやりくりに慣れていません。また、夫しか保険に加入していないので、私も保険を検討しています。節約の仕方や保険、住宅の購入などについて教えてください。

結婚したばかりで、これから保険や二世帯住宅、子供のプランを考えるというIさん。まず、妊娠すると医療保険に入りにくくなるので、早いうちに医療保険に加入したほうが心強いですね。終身医療保険で、手術給付金が充実しているものを選び、途中で特約付加などメンテナンスもしやすい終身払いがよいでしょう。夫の保険は終身保険がベースなので、家族構成が変わったときに見直せばよいと思います。

子供は2人くらいを考えているとのこと。Iさんの稼ぎが一時的に途絶える可能性があるので、住宅購入時の住宅ローンは夫が返せる無理のない範囲がベスト。夫の借り入れは現状の収入からは2000万円を目安にし、あとは自己資金をどれだけ増やせるかで予算を考えましょう。共働きの今が、貯蓄を増やせるベストタイミングなので、手取り収入の2割~ 3割は常に貯蓄へ回せるように自動積立を効果的に使いましょう。また、住宅ローンは車ローンなど他の借金があると希望額の借り入れが厳しくなるので、できるだけ早い車のローンの完済をお勧めします。

共働き時代は、節約を無理することなく、先に手取り収入の一定額を貯蓄へ回し、残ったお金の範囲内でやりくりする癖をつけると着実でしょう。


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夫婦ともに保険に未加入 どんな保険に入るのがよい?

和歌山県有田郡・Hさん(22歳)【夫28歳、長女4歳、長男1歳】

8/19

夫の養老保険がもうすぐ満期。夫婦ともに死亡保険や医療保険に入っていないので、家計を見直して、保険に入りたいと思っています。どんな保険に入れば心強いでしょうか?

Hさんは、毎月の積立貯蓄がゼロですが、雑費や交際費などの使途不明金が原因のようです。車の支出がローンや保険、税・ガソリンなどが年間82万円を超え、手取り収入の21%を超えているので、無駄がないかもチェックしてみてください。積立貯蓄は月1万円を確保することから始め、車のローンが終わる4年後には、手取り収入の約1割の月3万円を目標にしてみましょう。

夫の生命保険は、公的な遺族年金で足りない部分を民間の保険でカバーするもの。Hさんの夫は会社員なので、万一の際、妻は遺族厚生年金と、子どもが高校卒業までの遺族基礎年金の両方が受け取れ、その目安は月12万円程度。子供が自立するまでの生活費として、あと13万円程度ほしいなら、年金月額13万円、保障期間20年分などの収入保障保険(毎月保険料3000円弱)が候補に。医療保険は、夫婦とも健康保険で足りない分を補う目的で、更新のない終身医療保険(終身払い)を候補に。会社員本人には病気やけがで会社を休んでも、健康保険で報酬の2/3が最大1年半受け取れる傷病手当金があるので、夫は最低限の入院1日5000円程度でよいでしょうが、妻は今後の出産の可能性を考えて入院日額を増やすと手術給付金も充実させることができます。


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膨らみがちな夫の小遣いが悩み 今の家計で住宅購入は可能?

岐阜県中津川市・Sさん(44歳)【夫44歳、長女14歳】

7/29
子どもの高校受験や、夫の小遣いなど悩みは尽きません。今は実家暮らしですが、今の家計の状況で、これから土地探しをして住宅建築することは無理でしょうか?

家計や年齢から夢や目標を無理と判断してしまうのは人生悔いが残ります。土地を購入して住宅を建築するのが目標なら、家族で夕食時などに思いを共有して協力し合うことができるはず。Sさん1人で悩まずに、住宅にかけたいお金と、子供の進路や教育費、夫の小遣いなど相談してみては? パチンコなどで夫の小遣いが膨れているそうですが、やりたい目標が共有できれば、ムダ遣いは減るでしょう。

学資保険で教育費はある程度準備されているので、予備用貯蓄を残し、約400万円程度は住宅購入資金に回せると思います。最近は土地購入時から融資してくれる銀行ローンやフラット35のつなぎ融資も増えてきました。住宅建築の着手金・中間金支払に余裕を持たせるためにも、土地購入時から住宅ローンをしっかり選んで夢を実現させたいですね。今後、子供の教育費アップが予想されるので、契約上の住宅ローン返済期間は長めにして当初返済額は抑え、教育費にめどがついたら繰り上げ返済で完済を早めるプランがSさんに合っています。夫の小遣いを3万円程度にでき、妻も家計管理して毎月7万円、ボーナス20万円程度を住宅ローン返済に捻出できるなら、2300万円程度の住宅ローンと自己資金で物件予算を考えることができるでしょう。


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給料カットや固定金利期間終了で不安 繰り上げ返済や借り換えはどうすべき?

東京都豊島区・Hさん(37歳)【夫35歳、長男2歳】

7/22

来年から夫の給料がカットされるのに加え、住宅ローンの固定金利が終わり、毎月の返済が増額するのが不安です。繰り上げ返済や借換えを検討しているが、どうしたらいい?

出産前は夫婦共働きで繰り上げ返済を頑張ってきたHさん。今はパート勤務で収入が減り、更に来年からは夫の給料ダウン、住宅ローンの金利改定による返済額アップが不安な様子です。

今後準備すべき子どもの教育費を考えると、期間短縮型の繰り上げ返済は慎重に。繰り上げ返済後、金利改定時に期間が短くなった分、毎月返済額が膨らむリスクがあるからです。手元資金を大きく減らさずに返済負担を軽減できる借り換えを優先しましょう。

現在、店頭金利から1%以上の金利引下げをするローンも多いので、返済中の金利引下げ幅よりも有利なら、借り換えの効果は出やすいといえます。金利タイプは、返済額の変動にどれだけ耐えられるか次第。借入残高が1500万円を切り、残り期間15年程度なら、仮に金利が1%上昇しても月7000円程度の負担増なので、変動金利型を選んでもいいでしょう。残高が2100万円以上で期間も20年ほどなら、1%の金利上昇で毎月1万円以上の負担増になり、教育費準備中の金利変動リスクを避けるためには10年固定タイプを候補にしたいところです。なお、借換えは登記費用がかかりますが、通常、従来のローンの保証料が一部戻ってくるので、借換え先で保証料ゼロや、事務手数料が低いところを候補に。


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妻の収入がなくなるリスクに備え 住宅購入費用を今からどう蓄えるべき?

神奈川県横浜市・Kさん(26歳)【夫26歳、長男1歳】

7/15

将来の住宅購入のために夫婦とも小遣いなしでやりくり。2人目の子供を考えていますが、妊娠・出産で妻の収入がなくなるリスクに備えて、今からいくら貯蓄していくといい?

貯蓄を住宅購入用・子供用・生活予備補てん用・生活積み立て用・生活支出用・オークション口座と細かく目的別に管理しているKさん。住宅購入も6年後の長男の小学校入学時期に目標を定め、それまで夫婦とも小遣いなし制にするなど徹底ぶりには脱帽です。

貯蓄に気持ちが行くのはわかりますが、住宅購入時に車のローンがあると、住宅ローンの借入可能額が減ってしまいます。ある程度貯蓄ができたら、車のローンを完済し、借金で車を買わないよう習慣づけることも必要ですね。

遠方の実家への帰省に15万円程度かかるそうなので、今の家計で貯蓄できる額は年間80万円程度と思われます。今後妻の収入がなくなると、保育料支出が減っても、車のローンがそのままなら年間140万円もの赤字になるリスクも。将来の住宅ローン返済を考えると、Kさんの復職を前提にせざるをえず、育児休業前後の生活費補てん用として、約200万円(車ローンなし)~300万円(車ローンあり)の貯蓄は確保したいところです。車の持ち方、車ローンの扱いを夫婦で相談してみてください。そして、年間貯蓄の目安を100万円程度にできるように、雑費の使い方も注意するといいのではないでしょうか?


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多趣味な夫にあわせ支出が多め 家計管理のためのルールを教えて

多趣味な夫にあわせ支出が多め
家計管理のためのルールを教えて

東京都板橋区・Iさん(25歳)【夫28歳】

7/8

もうすぐ結婚予定で、2人の家計をまとめ始めました。夫は多趣味で、職業柄飲み会も多いので、支出は夫に合わせて多くなっています。将来のために、家計管理のルールを教えて。

貯蓄はほとんどIさんがしたもので、支出は夫のペースとのこと。共働きで、家にいるときの消費は少ないですが、車に関する支出が年間約80万円、夫婦のこづかいとレジャーが年間172万円というのが気になります。今は余裕がありますが、妊娠・出産で育児休業をとるなどの変化に耐えられるように、今から最低限のリスク管理を含め、貯蓄体質をつくっておきましょう。

まず、リスク面から、多趣味の夫には医療保険と収入保障保険(民間版の遺族年金)を検討し、自動車保険の内容もチェック・見直しを。妻も妊娠すると医療保険に加入しにくくなるので、今のうちに一生涯保険料が変わらない終身医療保険を準備しておくと妊娠中も心強いです。医療保険・生命保険は、夫婦合わせても月1万円~ 1万5000円程度の保険料を目安に。

車の優先順位が高いようですが、駐車場を含む車の維持費が、夫の収入の約23%を占めていることを認識して、ムダがないか夫と相談を。こづかいも手取りの1割くらいを目安にして。

共働きの今は自由になるお金が多く気が緩みがちですが、将来の出産や子育てなどに備えて貯蓄するなら、Iさんの収入の7割程度は先取り貯蓄をしてから、残りをレジャー費へ回すよう心がけてください。


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子どもの教育費などが不安 貯蓄をするにはどうすればいい?

兵庫県尼崎市・Nさん(40歳)【夫42歳、長女12歳、長男8歳、次女4歳】

6/24

夫がリストラにあったこともあり、3人の子どものこれからの教育費など不安が。私も働いていますが、これ以上の収入増加は見込めません。貯蓄するにはどうすればいい?

Nさんの家計は、固定的な支出が手取り収入の約53%と多いのが問題。教育費を維持するなら、車のローンや保険・税金・維持費など年間70万円にもなる車関係支出にメスを。本当にその車が必要か検討し、場合によっては下取りして比較的維持費の低い車種へ変更することも検討してみては。根本的に改造したいなら、思いきって車を手離してレンタカーやカーシェアリングなどを利用する手もあります。

保険は学資保険が中心で見直しの余地が少ないとのこと。リストラ後は住宅ローンの借り換えもしにくいので、逆に火災保険を見直しては? 火災保険は、一時払いで加入した後、途中解約しても未経過保険料をもとに払戻金が計算されるので、生命保険のように減らず、ある程度まとまった解約金が戻るのが特徴です。最近は、火災保険の中でも必要な補償のみを組み立てた1年更新型など、保険料負担が軽いものもあります。払戻金で一時的に貯蓄が増え、毎回の保険料負担が軽くなれば、資金繰りは楽になるはずです。

貯蓄を少しでも増やせたら、気持ちの余裕が出てくるので、毎月積み立てを1万~2万円程度、妻のボーナスから20万円程度を先取り貯蓄して、残りの額でレジャー費や雑費、こづかいなどをやりくりするようにしましょう。

家を新築後に手取り収入がダウン 家計の見直しはどうしたらいい?

新潟県新潟市・Sさん(24歳)【夫26歳、長女4歳、次男9カ月】

6/17

2年前に家を新築したのですが、その後急に夫の手取り収入がダウン。子供を幼稚園から保育園に転園させて共働きを始めるも家計はキツキツ。どうしたら笑える家計になる?

子供2人を保育園に転園させて働き始めたSさんの行動力はさすが。ただし、住宅ローンや固定資産税、車の保険料と自動車税、夫や息子の生命保険、保育料そして奨学金返済やエコキュートのローンといった固定的な支出が年間195万円、手取り年収に対して58%も占めているのが問題。これでは、日々節約しても実感がわかないでしょう。

貯蓄残高が今ゼロなので、一刻も早く最低3カ月分の生活費約100万円を準備したいところ。そのためには、夫婦で支出の優先順位を話し合うことが第一歩。年収が下がると住宅ローンの借り換えは厳しいかもしれないので、固定的支出ですぐにメスを入れられるのは夫の生命保険。夫に万一の際は遺族基礎年金と遺族厚生年金合わせて月12万円程度が受け取れ、返済中の住宅ローンも団体信用生命保険で精算されます。よって、当面の生活費補てんとして月8万円×12カ月×10年分の収入保障保険で保険料を軽減すると効果的。光熱費やガソリンの節約は、夫にも協力してもらい、月1万円程度を積み立てできるようになると安定してきます。奨学金やエコキュートローンの返済は、比較的短期間で終わるので、その時期までしのげれば、後は従来の返済額を積み立てに回して貯蓄ペースをあげるといいでしょう。

夫が転職を検討中 住宅ローン 繰り上げ返済はどうすべき?

埼玉県さいたま市・Eさん(29歳)【夫33歳、長女1歳】

6/3

夫が転職を検討中。子どもは3人ほしいと考えています。住宅ローンの繰り上げ返済をしたいのですが、いくらくらいなら返済しても大丈夫でしょうか。

旅行費も毎月積み立てから8000円分をあてて、使途不明金がないように管理しているEさん。手取り年収の3割を貯蓄しているしっかり者で、住宅ローンの繰り上げ返済をしたくなる気持ちはよくわかります。しかし、夫が転職を検討中の場合、期間短縮型の繰り上げ返済は慎重に。安易に行うと、転職後の住宅ローンの借り換えに支障をきたしたり、途中の金利上昇時に返済額が抑えられない場合があるのです。

例えば、残高2800万円、残り期間30年、金利2%で、1年後に繰り上げ返済を300万円すると、50カ月分期間短縮され残りは25年、軽減される支払利息も約370万円分に。しかし、転職後、金利条件のよいローンへ借り換えたくなっても、安定収入が3年程度あって、年収も、残り25年で返済できるよう約510万円以上必要と審査され、借り換えが厳しくなる場合もあります。

また、期間短縮型の繰り上げ返済をした後に金利が上昇すると、借入残高が減ったのに、残り期間が短い分、毎月返済額が軽くならずに膨らむ場合も出てきます。よって、期間短縮の繰り上げ返済後に、金利が上昇したり、借換えを検討することのないよう注意し、最低でも、生活費の1年分と教育費1人300万円分の貯蓄は常に残した上で繰り上げ返済を考えましょう。

住宅購入のために貯蓄がゼロに 貯蓄や繰り上げ返済のポイントを教えて

香川県高松市・Hさん(32歳)【夫37歳・長男12歳・次男10歳・長女7歳】

5/27

新居が完成し、住宅ローンの返済が始まりました。貯蓄はすべて住宅購入時に使ってしまい、いまはゼロ。節約・貯蓄・繰り上げ返済のポイントを教えて。

新居が完成し、手元の預貯金がゼロになってしまったというHさん。教育費や住宅ローンの繰り上げ返済も気になっていますが、まずは、入院や冠婚葬祭など急な出費に備えられるよう、予備用の貯蓄を準備しましょう。

予備用の貯蓄は、一般的に生活費の半年分~ 1年分として最低でも200万円は引き出しやすい預貯金口座に。さらに貯蓄のペースを上げるには、支出の見直しが大切です。まず、毎月の使途不明金3万~ 4万円の内容をチェックしてみましょう。生命保険も夫婦の保険料が月3万8000円なら、死亡保障や特約などが多めについている可能性が大。保険証券をチェックし、更新がないタイプで、死亡や医療保障も掛け捨てで比較的保障期間が長いものへと見直しをするいいタイミングです。

支出を見直し、毎月積み立てを10万円以上できるようになれば、5年後にはボーナスなしでも600万円の残高になり、長男の大学受験などにも対応できますね。3人の子供の大学進学時の教育費ピークが、5年後から11年後までなので、住宅ローンの繰り上げ返済は、教育費のめどがついてからのほうが安心感があります。完済を20年から15年に縮めるには、11年目以降毎年200万円程度ずつ繰り上げ返済するイメージで準備してはいかがでしょう。

結婚・マンション購入後に収入ダウン 教育費の準備などどうすればいい?

神奈川県横浜市・Kさん(25歳)【夫33歳】

5/20

結婚したばかりですが、夫婦の収入がダウン。子供ができても大丈夫な家計にするにはどうしたらいい? また、住宅ローンの繰り上げ返済をしたいのですが、タイミングがわかりません。

結婚と同時にマンションを購入したけれど、夫婦で賃金カットにあい、35年返済の住宅ローンや将来の子育て費用が不安というKさん。共働きは続けるそうですが、子供の保育料負担も不安の種とのこと。住宅ローンの繰り上げ返済を焦る気持ちもわかりますが、まずは、予備用貯蓄として生活費の半年分を先にためることから着手を。新婚後、今のペースで手取り収入の3割の貯蓄ができれば1年後には残高200万円になります。

次に準備したいのは、変動金利型の住宅ローンについて、金利上昇時に支払利息の増加を避けるための繰り上げ返済用の貯蓄です。目安としては、固定金利3%相当分を返しているつもりで、今の返済額との差額分、月に約3万円を繰り上げ返済用貯蓄にしてみましょう。3年ごとに100万円分が準備できます。

今後、出産などによる休職中は貯蓄を取り崩す可能性が大。今から夫婦で相談し、小遣いを3/4程度に見直したり、ボーナスの使途不明金をなくす努力が必要です。Kさんの収入がない場合を想定すると、夫も節約意識が高まるのでは。共働きのうちに、ボーナスから毎年60万~ 80万円を子供用の貯蓄にする癖をつけると、子育て費用の不安も解消されるでしょう。

1年後に住宅ローンの固定期間が終了 借り換えの時期はいつにするのがいい?

埼玉県さいたま市・Yさん(36歳)【夫36歳・長男10歳】

5/6

1年後に住宅ローンの固定金利が終わって、変動金利になります。今、借り換えするのと、来年まで待つのとどちらがよい? 貯金のうちいくらを返済にあててもいいでしょうか。

Yさんは買い物はネットスーパーで無駄を省き、収入に対する年間貯蓄率も約24%と家計管理は優秀です。住宅ローンの見直しタイミングは、来年も今の金利状況が続いている保証はどこにもないので、今のうちに検討したほうがいいでしょう。子供の教育費がかかる間は返済が安定するように、10年固定タイプを候補にしては?

今は、過去の推移から見ても、比較的有利な金利条件が提示されています。10年固定で金利2%前後、11年目以降も店頭金利から1%前後の引き下げが続くものもあり、借り換えても年間返済額が10年間は130万円程度と負担増を避けられるプランも可能。11年目には子供も大学生でしょうから、教育費のめどもつき、そのころなら繰り上げ返済も安心してできるでしょう。

今の時代の返済のペースで注意したいのは、ボーナスにあまり頼らないこと、繰り上げ返済の期間短縮を慌てないことがあげられます。ボーナスの変動の影響を受けないように、毎月返済の割合を増やし、ボーナスは臨時収入として子供の進路などライフプランの変化に備える貯蓄としてはどうでしょう。繰り上げ返済は、貯蓄から生活費の最低半年分以上を予備費に残し、子供の教育費も準備できた上で行うのが安心の秘けつです。

出産を機に保険の見直しと学資保険を検討 どのような保障を選ぶのがよい?

山梨県南アルプス市・Tさん(34歳)【夫31歳・長女0歳】

4/22

出産を機に夫の保険の見直しと、子供の保険の加入を検討。あれこれ保障を欲張りたくなり、なかなか決めることができません。どのような保険を選んだらいいでしょうか。

夫の保険を見直す時に、終身保障や年金といった貯蓄機能がある保険も気になり、なかなか絞り込めないというTさん。これから住宅購入も考えているとのことなので、住宅用積み立ては維持できるように、保険では貯蓄機能は求めず、シンプルに割安な掛け捨てをベースにするといいでしょう。

まず、会社員の夫に万一のことがあった際は、遺族基礎年金と遺族厚生年金が受け取れます。金額は、子供の高校卒業までの遺族基礎年金が月額約8万5000円、報酬比例の遺族厚生年金と合わせると、当面は12万円台程度。妻はパートもしていたそうなので、この遺族年金と妻の収入で足りない生活費を補う保険としては、最低限月10万円分を確保すればまずまずでしょう。これを子供が成人するまでの20年分とすると、最低限の死亡保障は2400万円程度が目安に。これらを貯蓄性のある終身保険を含めて準備すると、保険料は毎月数万円にもなり、住宅購入用の頭金準備にも影響が。掛け捨てで毎月約10万円ずつ遺族が受け取れる収入保障保険なら、保障対象期間20年として月額保険料5000円以内も可能です。

学資保険は、契約者に万一のことがあった際の保険料免除も魅力なので、通信販売専用のリーズナブルなものを選ぶといいでしょう。

もうすぐ二人目出産ですが車の購入を検討 今の家計の状況で購入は可能でしょうか

埼玉県春日部市・Kさん(28歳)【夫28歳・長女2歳】

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もうすぐ2人目出産。車の購入を検討していますが、年金の滞納分などがある、今の家計内容で購入は可能でしょうか? また、家計の見直すべきところがあれば教えて。

食費、雑費は1週間分ずつ小分けして管理しているKさんは、なかなかの倹約家。車を購入したいとのことですが、ほかに優先順位が高いものがありそうです。それは子供2人分の教育費準備と、国民年金の滞納分の納付。滞納分はコツコツ貯めて払っているそうですが、できるだけ計画的に、子供が幼稚園でお金がかかる前にめどを。

車は実は金食い虫で、駐車場代・自動車保険料・車検代・ガソリン代、ローンで買うならその支払利息を含めた返済負担などで、毎月5万円以上に膨らむこともあります。何十年も持ち続けることで1000万円以上の出費になるので、将来、家を買おうとする際の住宅予算にも影響が出てきます。仮に将来、住宅ローンを借りたくなっても、車のローン返済があるとその分は返済能力が下がるので、住宅ローン借入額が減ってしまいます。来年あたりからは、長女の幼稚園代もかかるので、今の3万3000円の積立ができなくなるリスクも。もし夫が車を欲しいのなら、小遣いやタバコ代から月1万円分を捻出し、できるだけローンを組まずに車を買えるよう、貯蓄を優先することがおススメです。子供の教育費は、幼稚園に上がる前と小学校時代が貯めドキなので、今の使途不明金2万円程度も子供用の積立に回せるといいですね。

住宅ローンの借り換えを検討中 20年以内に返済するにはどうしたらいい?

東京都練馬区・Mさん(32歳)【夫42歳】

4/15

住宅ローンの借り換えをするべきか検討中。6年前に35年で住宅ローンを借入、組んだ時より金利が上がり、今は変動2.175%で返済。子供もいないので、20年以内に返済したいです。


手取り年収の約23%を貯蓄して、既に400万円繰上返済したというMさんは家計管理も優秀。今後、子供の予定はないそうで、この貯蓄ペースなら、あと20年以内の住宅ローン完済も可能ですね。

現在の住宅ローンは、変動金利2.175%で、店頭金利からの引下げ幅が-0.7%とのこと。仮に同じ変動金利でも、今なら借換えで引下げ幅-1.2%程度のものを利用できれば、毎月返済額を抑えることができます。ただ、今後20年程度にわたって、ずっと今のような低金利が続く可能性は低く、国債の増発などから市場金利の上昇も視野に入れておくべきと思います。変動金利が上がった時は、既に他の固定金利は更に上がっているので、その時点で借換えを検討しても遅いという状況になりかねません。最近は、保証料ゼロで借換えのコストを抑えた住宅ローンも増えているので、借換えにはいいタイミングです。

Mさんは、20年以内の完済をイメージしているので、借換え後の借入期間を25年程度にし、10年固定タイプなどで10年後の残高1000万円台前半を目指すといいでしょう。10年固定で2%前後なら毎月返済額は10年間9万円程度、年間18万円相当ずつ繰上返済すれば20年で完済できます。

夫は6年後に一時定年で年収は3~4割減 子供の教育費や老後資金などが心配

吹田朝子の家計相談


3/25掲載_収支内訳 Q:質問夫が46歳で、6年後に一次定年を迎え、その後の年収が3割~4割ダウン。住宅ローンはあと4年で完済しますが、まだ子供は小さく、家の建て替え費用や老後資金も大丈夫か心配。

千葉県我孫子市・Tさん(40歳)
【夫46歳、長男4歳、次男2歳】


A:答え子供はまだ4歳と2歳で、中学から私立を考えているというTさん。約6年後の定年と年収ダウンの影響が大で、今の家計支出の延長では家の建て替えや老後資金まで十分とはいえません。特に子供2人が中学から大学まで私立と考えると、下の子の大学卒業時に既に夫は年金生活に入っているので、教育費負担後の貯蓄残高が退職金を加味しても3000万円台になることが予想されます。それでは、家の建て替え分と老後資金の両方はまかなえないのではないでしょうか。

家計支出をチェックすると、現在大きな割合を占めている住宅ローンがもうじき完済して楽になること、保険も学資保険が多いことから、大きな無駄はなさそうです。ただし、妻の小遣いの使い方は工夫を。子供の手が離れるころに、無理のないペースで働けるようにするための自己投資、例えば通信教育なども検討の余地ありです。母が勉強する姿は、いずれ受験する子供にも影響を与えますし、年間100万円の収入で10年後に1000万円増えると、老後への安心感は大きくなります。

家も、現在と老後とでは過ごし方が異なるので、建て替え時期や予算の再検討が重要。家のお金を捻出後に、老後資金として3000万円程度が残ることを目標にがんばってみてくださいね。


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長男が小学校入学までに住宅を購入予定 教育費等を考えて購入可能な物件予算は?

東京都練馬区・Fさん(35歳)【夫32歳、長男3歳、長女1歳】

3/18

長男が小学校入学前までに一軒家を購入予定。子供ももう一人考えているので、教育費等を考え、どのくらいの物件を購入可能? また、どの程度のローンを組んだらいいか教えて。


共働きで子供は現在3歳と1歳、さらにもう1人を考えているというFさん。クレジットカードの支払いが膨らみがちと悩んでいますが、手取収入の約24%の190万円を年間貯蓄できているのは立派。今後、出産され育児休業中は、育児休業給付で何とか貯蓄を取り崩さずにすみそうなので、将来の住宅購入は、現在の貯蓄残高を頭金の上限に考えて、無理のない住宅ローン借入額から予算を考えるのがよいでしょう。なお、育児休業中は審査上、妻の住宅ローンの借入が厳しく、収入合算してもらえないので、一戸建てを検討するなら、復職して共働きの目処がついた後の購入がいいでしょう。

今後、子供の教育費積立には、一人あたり月2万円程度は確保したいところ。よって、共働きを続けながら無理なく払える住宅ローンは、現状の家賃12万円に積立額のうち教育費分を除いた月4万円を足し、住宅取得後の維持費月2万円分を差し引いた毎月14万円が上限と考えられます。

仮に30年で返すプランとして、金利を長期固定金利の目安3%で試算すると、無理のない借入額は約3320万円。それに頭金1000万円程度をプラスした4300万円程度を現状の物件予算にしてはいかがでしょうか?

子供の教育資金がかさみ今後が不安 貯蓄のために見直しポイントを教えて

大阪府大阪市・Oさん(41歳)【夫47歳、長女16歳、次女12歳】

3/11

上の子供が私立高校に入学。下の子供も行きたいと頑張っていますが、まだ家も買ってなく不安。下の子が中学に上がったら私もフルで働くつもりですが、現状家計を見直す点を教えて。

教育費が毎月16万円かかり、手取り収入の27%も占めるOさん。将来の住宅購入資金や老後資金などが不安そうです。確かに下の子供が高校から私立に通い始めると、学資保険があっても、年間収支は100万円程度近く赤字になる見込み。今のうちに少しでも計画的に積立分を確保することが必要です。

そのためには、使途不明金などをなくすことが先決。現状の収支の水準で毎月積立3万円、ボーナスからの年間積立50万円程度は可能ではないでしょうか? 積立分を先取りして着実に貯められれば、2人の子供の私立学費が重なっても、予備用の貯蓄400万円以上は常に維持することができます。

その後、60歳で貯蓄残高は1000万円強になる見込み。さらに夫の定年退職金、65歳まで再就職で年収300万円程度、そして妻の収入を含めて、65歳時点で貯蓄5400万円程度を準備できると老後に比較的余裕が出るのではないでしょうか。

住宅は、高齢化が進むにつれて、今後賃貸でも高齢者が住みやすい物件が出てくるでしょうから、購入を焦る必要はありません。老後に向けて、夫婦で住む拠点や空間として、2400万円程度の予算で気にいった物件が出たときに購入する程度でいいでしょう。

夫婦とも未加入のため保険を検討中 将来を考えてどのような保険が必要?

兵庫県神戸市・Nさん(33歳)【夫35歳】

3/4

結婚2年目で、夫婦2人とも保険に加入していません。将来を考えて保険を検討中。最低入っておいたほうがいい保険を教えて。私は子供ができたら、今の仕事は辞めパートにする予定。

毎日家計簿をつけて予算管理をしているというNさん。昨年は新婚旅行や家電・車の購入で思うように貯蓄ができなかったそうですが、今の積立ペースなら手取収入の約3割、年間で160万円以上貯められ、とても優秀です。

まだ積立し始めたばかりで貯蓄が少ないことから、万一の助け合いである保険は大切です。まずは夫婦ともに健康なうちに、病気やケガに対する一生涯の基本的な医療保障として終身医療保険を検討しましょう。特に妻は妊娠がわかると医療保険に加入しにくくなるので早めに手続きを。その際、保険料が割安な掛け捨てタイプで、手術給付金の内容や給付基準がわかりやすいものを選ぶのがコツです。保険料の払込期間も、65歳程度で払込が終わる短期払よりも、一生払込む終身払込のほうが1回あたりの保険料が安く、途中で新しい特約を付加するなどのメンテナンスがしやすいようです。

近い将来、子供ができて妻の収入が減る場合にも備えるなら、夫の死亡・高度障害状態の保障も準備もできると安心ですね。公的な遺族年金で足りない分を民間生保でカバーすると考え、「収入保障保険」でまずは毎月保険料5000円程度で、月10万円程度ずつ20年後まで受け取れるプランなどを検討するといいでしょう。

実家に同居中で1~2年後に住宅購入予定 今の状態で住宅購入は可能?

滋賀県大津市・Sさん(23歳)【夫23歳・長女2カ月】

2/25

夫の実家で同居中。1~2年後に住宅購入を考えています。現在はまとめて生活費を収めているので、実際いくら生活費がかかっているか不明。今の状態で住宅購入は可能ですか?

できちゃった婚で、家計節約のためにも、夫の実家で同居中のSさん。洋服代は半年で1人3万円までと予算をきめ、昨年6月で車のローンが終わった分を即貯蓄に回して、月7万円ずつ積立しているのは非常に立派。

もし、同居をやめて住宅を購入する場合、現在の支出以外に光熱費や教育費・保育料も考慮すると、住宅ローンなど住宅費にあてられるのは月約5万円が限度でしょう。ボーナスから固定資産税や修繕費などの維持費を負担するとして、住宅ローンを夫の毎月返済のみにするなら、無理のない借入額は35年3%で試算して1300万円程度となります。

Sさんは現在、育児休業中とのことなので、無事に復職されて、共働きのペースをつかんでから住宅ローン返済を始めるのが現実的。仮にあと3年間同居しながら、毎月7万円とボーナスから20万円のペースで貯蓄できると、年間100万円ずつ増え、3年後には合計貯蓄残高が500万円近くになります。3年後なら子供の保育料の負担も軽くなり、住宅ローンを抱える精神的余裕もでてくるでしょう。そして、借入を2000万円程度にし、35年3%として月8万円弱の返済ペースなら、夫婦2人の稼ぎから無理ない住宅ローンになるのではないでしょうか?

子供の出費がかさみ貯蓄ができない状況 保険を見直したいが必要な保障は?

神奈川県横浜市・Mさん(32歳)【夫32歳・長男8カ月】

2/18

子供が生まれ、保険の見直し・加入、住宅の購入を考えています。車のローンはやっと終わりましたが、子供の出費がかさみ、貯蓄できない状況。わが家に必要な保険の保障内容は?

家計簿はつけているが、なかなか貯蓄できないと悩むMさんは、自分に厳しいタイプのよう。車のローンが終わったちょうど今から、子供の小学校低学年までが大事な貯め時です。貯蓄は、まず生活費の半年分が予備費として確保でき、今後も毎月3万円とボーナス100万円を確実に積み立てできれば、収入の23%を貯蓄に充てられ、教育費の準備はもちろん住宅購入の頭金にもなります。住宅購入のためには、支出のうち雑貨類を意識するようにしましょう。また、夫に万一の際のことを考えると、医療保険のみでなく、夫の生命保険は準備したほうが安心ですね。

民間の生命保険は、公的な保障で足りない分を補うと考えます。夫に万一の際は、公的な遺族基礎年金(高校生までの子のいる母子家庭)と遺族厚生年金(夫が会社員の場合)があり、Mさんがしばらく受け取れるのは、概算で月額12 ~ 13万円程度でしょう。出産後のMさんがすぐに働きに出るのは厳しいかもしれないので、まずは公的な遺族年金で足りない分を毎月給付される収入保障保険が候補にあがるでしょう。例えば、月10万円分の保障を子供が自立するまでの20年後までとして、収入保障保険を検討すると、毎月保険料は5000円弱。現在の家計の貯蓄ペースに大きく影響なく取り入れられそうです。

来月出産予定で育児休業へ 夫の収入だけで家計や保険は大丈夫?

奈良県御所市・Sさん(23歳)【夫37歳・来月出産予定】

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結婚1年目で来月出産。育児休業をとって共働きを続けるつもりですが、夫の収入だけでは、出産後の家計や貯蓄などか心配です。また、子供の保険などはどうしたらいいでしょうか。

ご出産おめでとうございます。共働きだったのが、しばらく夫の収入だけになるため不安が大きいSさん。でも、出産や育児休業には公的な給付があります。出産育児一時金は原則42万円(産科医療補償制度に加入している病院などでの分娩)の支給。また、育児休業中に基本給付金として休業前の3割相当額が、復職後は育児休業者職場復帰給付金として2割相当額が受取れるので、勤め先に確認して手続きを忘れずにしましょう。

今まで夫婦の収入から20万円を毎月積み立てしてきたSさんは、まさに倹約家のお手本。仮に育児休業給付が受け取れなかったとしても、夫の収入だけで月5万円程度は積み立てでき、年間支出を反映しても年間50万円くらいは貯蓄できそうです。また、夫はネットの副収入で、好きな車やバイクの維持費・税金などを補っているとのことですが、それが続かなくなったら、どれかを諦めてもらうなど、自分で解決策を考えてもらうよう協力をあおぐことも必要ですね。

家族が増えるため計画的に貯蓄するなら、月2万円の自動積立と、月1万円の予備用貯蓄、そして教育費用に月2万円程度の学資保険か低解約返戻金型終身保険を検討してもいいでしょう。

遺族年金とパート収入で生活、子供の進学のために転職すべき?

神奈川県茅ヶ崎市・Oさん(43歳)【子供13歳】

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3年前に夫を亡くし、母子2人で生活。遺族年金とパート収入で生活していますが、子供を高校・大学へと進学させたいと思っています。収入を上げるために転職を考えたほうがいい?

生命保険金が少なく、遺族年金月12万円とパートで生計を立てているOさん。住宅ローンはないものの、固定資産税・管理費などの維持費と今後の子供の大学までの教育費が今のままでカバーできるか不安な様子です。

Oさんの場合、年間貯蓄は本来80万円くらい可能ですが、使途不明金を反映させて50万円くらいが相場。子供の教育費は、大学を私立文系の平均で、塾代なども含めて800万円程度。現在の貯蓄から何とかカバーできそうです。

しかし、子供が高校卒業後は、遺族基礎年金102万円が受取れなくなる代わりに、中高齢寡婦加算約59万円の受給となり、正味の遺族年金収入は今より40万円以上減ると予想されます。そして、60歳以降Oさんが働けない場合は、遺族年金や65歳以降の老齢年金収入を加味しても、現在の生活費を維持するのに毎年100万円近い赤字が発生。70歳半ばで貯蓄が底をつくことも考えられます。今のパート収入では、貯蓄できる期間が、遺族基礎年金を受取れる高校卒業までなので、Oさん自身の老後生活資金も考えると、動けるうちに収入アップの転職を考えたほうがいいでしょう。そして、趣味など自分の好きなことを見つけてチャレンジする気持ちがもてるようになると、ストレス発散の食費は自然と減ると思います。

毎月ギリギリで貯蓄ゼロ 子供の学費も不安、家計改善の方法は?

神奈川県横浜市・Mさん(33歳)【夫34歳・長女7歳】

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 無駄遣いしているつもりはないのですが、毎月ギリギリで貯蓄できず、貯金残高ゼロ。子供の学費のためにも早急に貯金をしたいのですが、うまくいきません。どうしたらいいでしょうか?

 現時点で、使途不明金が毎月1万4000円、ボーナスで18万5000円あり、余ったら貯める方法ではなかなか貯まらない典型的なタイプで、習慣を変える必要がありそうですね。

 Mさんには、明確な目標を立てて、貯蓄先取り方式が向くでしょう。教育資金準備として月3万円程度を先に積立口座に回す方法です。ボーナスからも10万円程度は、先取り積立が可能でしょう。

 そして家計支出については、車関係費と交通費、通信費、そして夫のこづかいは見直しの余地がありそう。車のローンや自動車保険料・自動車税などの車関係費は、固定的な支出で年間約54万円分になり、絶対に必要な状況かどうか、夫と話し合うことをお勧めします。もし夫の意向で車を維持したい場合は、こづかいの倹約に月1万円でも協力してもらうことも必要です。また、ガソリンなどの交通費、通信費なども2万円程度に減らして、使途不明金をなくせば、月3万円の積立ができて毎月黒字化が可能です。
 
早早く貯金残高ゼロから脱したいので、一時払で加入しているという火災保険を見直して、解約返戻金を予備貯蓄に充当し、必要な補償のみを1年更新などで得られる組立式火災保険も検討してみては?

2年後に社宅を出て住宅購入予定、子供の学費も踏まえ貯蓄はどうすればいい

栃木県宇都宮市・Kさん(27歳)【夫27歳・長女3歳・次女0歳・三女0歳】



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 3人の子供がいて、働くのは3年後くらい。今は社宅暮らしですが、2年後には出なければならず、住宅購入を考えています。子供たちの学費も不安。貯蓄の目安はいくらぐらい?

 今、自分ができることは節約というKさん。ただ、今の家計支出のうち、クレジットカード支払いの携帯電話代や光熱費、ガソリン代が後払いで“ザル"になりがち。予算を決めてふくらまないように注意したいところです。また、臨時出費や貯蓄を一緒にしておくのではなく、臨時出費は予備用の口座やボーナスから補てんし、毎月の貯蓄はできるだけ安定させたほうが計画的に貯蓄できます。

下の子が幼稚園にあがる3年後くらいには妻も働きに出る予定なので、今の貯蓄は2年後の住宅購入に当て、その後の共働きで、教育費準備に集中しては? 今の貯蓄ペースは月3万円+ボーナス20万円の年間貯蓄56万円なので、2年後には約362万円。手元に予備費100万円を残すと、実質約262万円が物件購入用の自己資金。少しでも自己資金を増やせるよう、クレジットカード支払い分から月1万円程度を捻出できるようにがんばってみて。

そして、住宅ローン返済と並行し、こども保険以外に教育費用の積立を月3万円程度は貯められるよう、住宅ローン借入額と金利タイプ選びは慎重に。借入額は金利3%程度でも返せる範囲内にし、借入期間は35年でも10年固定や20年固定タイプで、金利変動に振り回されないプランが安心です。

出産で退職し、貯蓄もできない状態 子供の学資保険加入のためには?

東京都足立区・Sさん(31歳)【夫28歳・長男0歳】



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 出産で仕事を辞め、夫の収入だけでは貯蓄ができない状態。学資保険に入りたいが、夫婦の保険も未加入。子供が1歳になれば働くつもりですが、保険加入のためにどうしたらいい?

 出産前は妻の月収が40万円程度あり、今の貯蓄も妻が働いていたときのものというSさん。確かに現状では、固定費の家賃が手取り収入の44%も占めているので、家計は辛そうです。まずは、膨らみがちな光熱費や通信費を見直して、なんとか月1万円程度の教育費準備はスタートしたいですね。

 子供の教育費は預貯金で自由に積み立てる方法もよいですが、Sさんにとっては、強制的に積み立て、かつ世帯主に万一の際の保障もある保険が合っているといえるでしょう。契約者に万一の際、保険料払込が免除される学資保険は、進学コースが一般的で受取時期を確定させたい場合に向いています。一方、教育費が前倒しでかかる可能性がある人には、払込期間を10年~15年にし、その期間を過ぎたらいつでも解約して、払込額以上の解約返戻金を教育費に使える「低解約返戻金型終身保険」が効果的。その終身保険の被保険者を世帯主にして、万一の死亡保障も確保することができます。

 なお、会社員の夫に万一の際、Sさん母子には遺族基礎年金や遺族厚生年金が約月10万円強ありますが、妻に万一の際、Sさんご主人は遺族年金を受け取れません。妻の収入が家計に寄与するなら、妻の万一に備えて掛け捨ての定期保険か収入保障保険の検討を。

貯蓄ゼロ、家計簿は月途中で挫折も 家計改善のために注意すべき点は?

静岡県沼津市・Mさん(29歳)【夫31歳・長男9歳・次男2歳・三男0歳】



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 貯蓄ゼロで毎月赤字ギリギリ。買い物時に「子どものおやつを買わない」と心がけたり、家計簿をつけていますが挫折しがちで、ダラダラ使ってしまいボーナスも残りません。家計改善の注意点は?

 男の子3人を育てながらも、家計簿で一日の収支をチェックしているMさん。使途不明金が多く、車関連費は高めですが、家賃や保険などの固定的な支出合計は手取り年収の34%に抑えられ、十分貯蓄が可能な家計です。貯蓄体質にして気持ちの余裕を持てるよう、生活スタイルもチェックしながら、食費や子供関連費、通信費を中心に見直して。

 まず、散歩を兼ねて食料品の買い物にいくのは、おやつの衝動買いの原因。買い物は週2回程度としたり、あらかじめ注文して宅配を利用するなどで、毎回の購入内容と金額をコントロールして。買い物に費やしていた時間は公園で遊び、おやつも子供と一緒に作るなど工夫してみると、家計にも子育てにも思わぬ効果が出ると思います。

 家計簿は毎日の収支でなくても、1週間単位で集計し、もっと楽に、そして少しでも頑張った足跡をみて自分をほめられるようにすると続けやすくなります。費目は型にはめずにお店単位など自分の好きに決め、1週間ずつ使っていい予算額を決めて、その範囲内にできたら子供や夫にも報告するなど楽しんでみて。使途不明金をなくし、食費・子供関連費・通信費を見直せば、保険以外で毎月1 ~ 2万円を自動積み立てに、ボーナスも5割~ 6割は先取りして積み立てできる力は十分あります。

もう一人子供がほしいが住宅購入も検討 無理なく購入できる物件価格はいくら?

東京都板橋区・Kさん(38歳)【夫37歳・長男0歳】



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 もう一人子供がほしいので、家計の見直しをしたいと思っています。また、住宅購入も検討しています。無理のない範囲で返済できる住宅ローンと物件価格を教えてください。

 出産育児にお金がかかってしまったというKさん。2人目の子供を考えながら、住宅購入も無理ない予算で考えているのはとても賢明です。ただ、今の支出では、雑費(年収の16%)と車関係費(年収の7%)が多く、そこから家計見直しを。都心部で住宅購入するなら、車を手放すことも視野に入れてみては? 駐車場や車検、保険などの維持費まで考えると、レンタカーやタクシーなどを利用したほうが効率的で、購入できる物件予算も、車の有無で700万~ 800万円程度変わってきます。

 仮に車所有のままマンションを購入すると、駐車場代などは相変わらずかかり、固定資産税をボーナスから捻出、管理費は現在の積立貯蓄分から工面して、毎月の住宅ローンは10万円が上限でしょう。それをもとに65歳までに返せる借入額を試算すると、約2300万円なので、貯蓄から諸費用や予備費を残した頭金を足しても、無理なく購入できる物件はおよそ2800万円。

 一方、車関係費を住宅ローン返済に回し、月13万円の返済が可能なら、65歳までに返せる額は約3000万円。頭金を足して物件予算は3500万円程度まで考えることができるでしょう。今後、2人目を検討されているので、雑費の部分をうまく管理して子供費を捻出できるようになりたいですね。

毎月の赤字はボーナスで補てん 家計の見直しポイントを教えて

埼玉県和光市・Iさん(37歳)【夫37歳・長女8歳・長男3歳】



11/26


 毎月少しずつ赤字でボーナスから補てん。2人の子供の中学受験も考えています。どうしたら赤字を減らすことができるか、家計の見直しポイントを教えて。

 共働きで細かい節約は苦手、使うときは使い、頑張って働くというメリハリある生活が好きというiさん。ただ収入に対する支出割合をみると、固定的支出(住宅・車・保険・保育料と習い事)が半分以上に膨らみ、年間貯蓄ができないのもそれが原因と思われます。食費やレジャーなどの変動的支出は収入の3割程度なので、ここを無理して心の余裕をなくすより、固定的支出にメスを入れるのが先決でしょう。

 まず、優先順位から車の必要性をチェック。駐車場や車検積立も含め車のコストは年間約50万円にもなります首都圏なら車なしでも便利ですし、送迎や一時利用でタクシーやレンタカーを使うほうがコストダウンできます。

 また、夫は貯蓄を兼ねて終身保険に年間43万円以上払っていますが、一定期間払込を終えないと解約返戻金も貯まらず、約4年後から可能性のある長女の私立中学準備には使えないでしょう。学資保険は大学用なので、前倒しの私立進学を考えるなら、毎年100万円程度は収入から出せる家計にするか、今から車や保険のコストを抑えて少しでも貯める家計にすることが必要です。夫の死亡保障は、妻が働いているので減らすこともでき、ボーナス払の終身保険を払済保険へ変更して、貯蓄に回してはいかがでしょうか?

子供が生まれたので夫の保険を検討中 どのような保険が合っている?

東京都調布市・Kさん(32歳)【夫27歳・長男0歳】



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 子供が生まれたので、夫の保険加入を検討中。子供はもう一人欲しく、今の家は、5年後をめどに住み替えたいと思っています。いくらくらいのどのような保険が合っていますか?

 今は育児休業中ですが、復職後は手取収入が月17万円くらいというKさん。車の購入も延期して、袋分け家計簿で頑張っているというのはさすがです。夫の保険を考える際は、公的遺族年金の概算を知り、それで足りない生活費や子供の教育費分を、妻の収入や保険で補えるように試算します。

 夫が万一の際、遺された母と子供1人分の遺族基礎年金は現在、定額で年間102万円。Kさんの夫は会社員なので、報酬比例の遺族厚生年金と合わせると年間約140万~ 150万円(月額換算で月12万円程度)といえます。

 一方生活費は、住み替えをしないなら、今の住宅ローンが団体信用生命保険で清算されます。遺族の毎月の生活費は、夫の支出分が今後の保育料などに回ると考えると、毎月約20万円程度が理想的。生活費として遺族年金で足りない月8万円程度は妻が復職すれば補えますが、2人目の出産も考慮して、収入保障保険で月8万~ 10万円を20年程度カバーしては?

 収入保障保険は月数千円程度の負担です。また、教育費準備として、夫を被保険者、払込期間が10年程度の低解約返戻金型終身保険に500万円程度加入する方法も。万一の際は教育費がしっかり残せ、10年経つと払込保険料以上の解約返戻金が受け取れて積立代わりになります。

3年後にマイホーム取得が目標 どれくらいの物件なら購入可能?

埼玉県さいたま市・Hさん(32歳)【妻31歳・長女0歳】



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 妻が8月に第一子出産。育児休暇後、職場復帰する予定です。転職で月収は下がりますが、3年後にはマイホームの購入を目指しています。どのくらいの物件なら購入可能ですか?

 転職で月収が3万円程度下がるというHさん。住宅購入は、共働きで住宅ローンを返済することを前提に考えている様子。しかし、第1子の保育料の負担増や、第2子出産の可能性も考えて、妻の実質的な収入が減っても無理ない借入額にすること、借換えができなくなるリスクも考えて長期的な視野で住宅ローンを選ぶことが大切です。

 仮に返済途中で妻の収入が育児休業給付の3割程度のみになっても返済できそうな額は、保険やレジャー費・被服費を見直し、固定資産税の負担も考慮すると、毎月9万円、ボーナス15万円程度でしょう。そこから逆算して65歳頃までに返しきれる借入額は約3000万円と試算できます。

 育児休業中はレジャー費や被服費を見直さないと、貯蓄が難しい状況ですが、妻が復職後は、保育料や子供費がかかったとしても、毎月10万円、ボーナスから40万円程度、年間160万円の貯蓄はできそうです。まずは、復職して2年後に320万円アップの900万円台の貯蓄を目指してみましょう。

 住宅購入には、物件価額の5%~ 7%の諸費用もかかるので、予備用の貯蓄を200万円程度残すと、頭金に入れられるのは500万円前後。3年後なら3500万円程度を目安に物件を探されるといいのではないでしょうか。

貯蓄は10万円ですが住宅購入を検討 3000万円台の物件は購入可能?

神奈川県横浜市・Aさん(31歳)【夫34歳・長女5歳・長男2歳】



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 現在、貯蓄は10万円ですが、住宅購入を検討しています。3000万円台の物件を希望しているのですが、今のままでは購入は難しいでしょうか?

 今は夫のボーナスもなく、毎月の収支は、Aさんの収入を入れてギリギリ。なかなか貯蓄できる状況にはないようです。

 貯蓄10万円では、住宅購入時の物件の登記費用などの諸費用もまかなえません。諸費用分も含めてローン借入に頼ることになりますが、金融機関からの借入限度額はおそらく2000万円程度。物件価額は3000万円どころか1800万円程度にならざるを得ないのではないでしょうか?

 貯蓄ゼロ・頭金ゼロで住宅購入すると、将来のリスクが付きまといます。それは、物件の担保評価額以上の借入をすることで、本来の適正な借入額をオーバーし、負担増になりがちなこと。元々家計に余裕がないため目先の返済額が低い変動金利タイプを選びがちなこと。そして、金利が変わる時期に他の低金利のローンへ借り換えようと思っても、担保割れで難しい場合が多いこと。これらによって、結果的に住宅ローン返済に追われ、家計が破綻してしまう例も最近増えています。

 子供の教育費も将来かかるので、いきなり住宅ローンを組む前に、Aさんの収入アップや小遣い・雑費の見直しで、せめて貯蓄できる体質にすることが先決でしょう。

節約が苦手で毎月大赤字 パートとのバランス、どうしたらいい?

神奈川県横浜市・Sさん(28歳)【夫28歳・長女3歳・次女1歳】



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 節約が苦手で、毎月大赤字。パートに出たいのですが、子供が小さいので土・日曜のみしか働けず、月2万円程度の収入にしかなりません。節約とパート、どう考えたらいいでしょうか?

 子供が小さいうちは妻に家にいてほしいという夫の気持ちもわかりますが、節約が苦手で家計のストレスもたまるというSさん。私も含め、子育て中の多くの方が働くペースについて一度は悩んできた道です。

 まず現状の家計は、Sさんが働かないと毎月3.8万円の赤字。ボーナスの半分を貯蓄するのが目標のようですが、毎月の赤字分が大きく、年間で貯蓄できる額は、学資保険を除き、実質14.4万円程度。今後、子供2人の幼稚園や習い事が増えると、年間収支が赤字になることが予想されます。

 節約が苦手とはいえ、通信費や雑費の内容は見直しをしたほうがいいでしょう。その内容も夫に見せた上で、将来の子供の教育費や家族で楽しむレジャー費などを着実に準備するためには、世帯年収をアップさせることが必要だと相談してはいかがでしょうか。

 仮に土・日曜だけのパートで、月2万円アップするだけでも、年間で38万円貯蓄できます。また、子供を保育園に預けてもう少し働けるなら、保育料を差引いた正味手取りが月8万円として、年間96万円、10年間で960万円も生涯年収が増えて、老後の余裕度も変わってきます。子供の様子を見ながら、働くことを積極的に考えてみてはいかがでしょうか。

夫と食い違う「住宅購入予算」 わが家に適当な金額はどのくらい?

神奈川県平塚市・Nさん(31歳)【夫35歳・長女3歳・次女0歳】



10/8


 住宅購入予算について、夫と物件価格で意見が食い違っています。私は3000万円台、主人は4000万円台で、「それはムリ」と家計簿を見せても話し合いは平行線。どのくらいが適当ですか?

 夫は4000万円以上の住宅購入も積極的だが、自分は3000万円程度でないと不安というNさん。今は社宅なので、貯蓄もでき、余裕があるように見えますが、2人の子供の教育費のほか、住宅ローンや固定資産税などの維持コストを考えると慎重に物件予算を考える必要があります。

 住宅ローン返済は夫65歳までの30年とし、その間の平均的な金利を3%で見込むと、4000万円の物件で頭金800万円を差し引いた3200万円の住宅ローンは毎月返済が13.5万円とかなりの負担増。今の生活水準のままでは、年間収支が赤字になりそうです。

 ボーナスからの貯蓄を教育費や固定資産税(年間20万円程度)などにあてるとして、無理のないローン返済は毎月8万円台が限度。そこから逆算して30年で返しきれる住宅ローン借入額は2100万円程度。それに頭金約800万円を加えた2900万円から3000万円が、安心感のある物件予算レベルといえます。子供の教育費も考えると、住宅ローンの予算オーバーは避け、ローン金利も10年程度は固定されるタイプを選ぶべきでしょう。なお、変動金利など当初の低い金利で試算された返済額は、当面の額でしかなく、30年程度の返済なら、少なくとも金利3%でも大丈夫かどうかをチェックすることが重要です。